SCOPE  あらすじ・解説など



性犯罪加害者の青年と、障害を抱えた少女の、切なすぎる愛の物語

数々のインディーズ作品で映画祭受賞を果たした、卜部敦史監督の初の長編劇場作品。愛を知らない性犯罪加害者の主人公が、人を愛することに目覚め、人間性を取り戻していくという、商業映画では描きにくいリスクある物語に挑んだ。作品のモチーフとなっているのは、2004年の奈良女児誘拐殺人事件において日本国内でも制定に向け検討がなされている性犯罪監視法。この法律はアメリカの「メーガン法」を始め、韓国、イギリスなど、多くの先進国で施行され社会問題になっている。昨今では「戦場のピアニスト」でアカデミー賞を受賞した映画監督ロマン・ポランスキー氏も、この法律に絡みスイス政府に監視されている。本作はドラマ性豊かなフィクションでありながら、社会性と時代を先見する新たな試みが成されている。一貫して作品の中で語られるテーマは「愛」と「赦し」で、犯罪加害者の真の意味での贖罪や、被害者との和解という、法律やシステムで解決の難しい問題に、人間の心理を緻密に描くことで、一筋の希望を投げかけている。

(C)2010「SCOPE」製作委員会  SCOPE 公式サイト
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映画 『 SCOPE 』 
[2010年日本]

【2010年5月1日公開】[ 上映劇場 ](84分)

監督:卜部敦史 脚本:堀井威久麿,卜部敦史

【キャスト】
金倉浩裕,今村祈履,森崎元太,染井ひでき,英昭彦,安東恭助,藤岡範子,桜井淳美,小栗銀太郎,河崎卓也

この愛に、試される。

あの事件を起こすまでは人間でした。

(あらすじ)

強姦罪で6年間服役し出所したアツオ。そこに待ち受けたのは、元性犯罪者を監視する法律(scope法)が制定された冷酷な現実世界だった。逃れるように家族を頼り職を探そうとするが、法律が壁となり身動きが取れない。心機一転都会を去り、離島の工場に就職するアツオ。素性を知らない村の聾唖の娘ナギはアツオに恋心を抱き始める。次第に惹かれあっていく二人。しかし彼女にもアツオと同じく消えない過去の傷があった…。そんな矢先、アツオの過去が発覚してしまう。工場の人々はアツオに不信感を抱き豹変していく…。愛か?贖罪か?アツオは大きな選択を迫られる…。

( チラシより )


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