そこには透き通った笑顔があった。

1977年7月、主人公の少年・裕史 (11) はある日、母親の事情で東京から郡上八幡にあるお寺に預けられる事になる。見知らぬ土地で母親に置いていかれてしまった裕史は、絶望と悔しさ、その孤独に心を閉ざしてしまう。お寺の仲間や学校で出会った友達へも気のない裕史だったが、郡上の雄大な自然や風土の中で遊び、またいじめっ子とのケンカを繰り返す日常の中でゆっくりと現実を受け止め始めていく。そして何よりも裕史を変えたのが、いつも献身的ではつらつとした教師、水帆 (24) への >>続きを読む