1999年12月初老の男が逮捕された。罪状は保護者責任者遺棄致死。272日の旅、走行距離6,000km。壮絶なる愛の実話。

本作は、1999年に実際に起きた保護者責任者遺棄致死事件の当事者である清水久典氏による手記の映画化である。事件から約1年後、月刊誌「新潮45」に2号にわたって掲載され、後に文庫化もされたこの手記は、殆ど宣伝もなしに口コミだけで15万部を売り上げた。――事件の裏には、報道されなかった夫婦の深い愛の物語があった。多額の借金を負い、逃げるよう故郷を飛び出して職探しを続ける夫役に、三浦友和。夫を“オッサン”と恋慕い、強引について来る11歳年下の妻・ひとみ役に石田ゆり子。 >>続きを読む