映画「 22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 」の感想


2009年08月13日 東京国際映画祭鑑賞

第19回東京国際映画祭で鑑賞しました。当日は大林宣彦監督、筧利夫さん、清水美砂さん、鈴木聖奈さん、中村美玲さん、長門裕之さん、そして伊勢正三さんなどの舞台挨拶及びティーチインがありました。やはり大林監督のオーラはすごいですし仕切りもバツグンです。今回も襟川クロさんが司会でしたほとんどの舞台挨拶ではクロさんの仕切りで進行しなければ盛り上がらないのですが、今回は大林監督の仕切りで楽しませていただきました。

まず映画のタイトルになっている「22才の別れ」という曲はある程度の方々はご存知なはずです。伊勢正三さんの曲です。確か伊勢正三さんのライブを2年程前に行って感動しました。学生の頃、レコードでしか聞いたことが無かった曲を、この歳になって生で聞いたんですから♪そして、この東京国際映画祭で伊勢正三さんを観ることができたんですから、それはもう幸せな気分で映画を見ることができました。そして大林監督のお話を聞けたことは、やっぱり邦画好き…として貴重な一日となりました。

大林監督は2002年に同じく伊勢正三さんの「なごり雪」をモチーフにして大分を舞台に映画化をされました。正直、映画「なごり雪」は私はイマイチでした。決して悪くないのですが、、、「22才の別れ」は、「なごり雪」の時のイメージが残っていたので、期待はしていなかったのですが、とっても良かったです。こういう作りの映画好きです。

オープニングからサスペンス色が強く、重量感のあるタッチで描かれていました。
物語は筧さんのナレーションで語られながら、とても幻想的な雰囲気で且つタイトな映像で展開します。話自体は幻想的ではありません。でも映像やBGMで、観ている私の胸の中にグサグサと入り込んできました。今までの邦画ではなかなか味わえなかったですね。こんな雰囲気は・・・
話の内容は「22才の別れ」の歌詞を強くイメージしていると、期待を裏切られます。でもこの裏切りはいい意味での裏切りでした。多分大林監督だからこそといえるような映画の内容だと思います。22才の別れはちょっと横において、いくつかの日本社会問題に対することが映画の中に盛り込まれています。そこに一人の男の人生に「22才の別れ」が絡み合ってきます。単なる青春の切ない話だけでなく世代を越えて絡み合う「22才の別れ」を味わうことができました。それから前回の「なごり雪」で味わえなかった、大分・臼杵の美しさを「22才の別れ」では充分に堪能できます。ラストのシーンの美しさは見事でした。

キャストの方々も良かったです。筧さんの良さも十分味わえましたし、清水美砂さんのコミカルさも楽しめます。その中でも今回、映画初出演の鈴木聖奈さんの持っている雰囲気は現代の若者を表現するのに充分、魅力を発揮されていたのではないでしょうか。良かったと思います。

大林監督の作品は、それぞれ違った雰囲気の作品を楽しむことができます。大林監督が仰っていましたが、昔のハリウッド映画の良い所を今回の映画に取り入れているということです。私はハリウッド映画に詳しくないのですが、古さをうまく取り入れ、新しい形で映画に取り入れ観ている者を充分楽しませてくれる映画だと思います。

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