映画「 同窓会 」の感想


2008年08月01日 試写鑑賞

映画「同窓会」は、難しくも愛らしい女心が描かれている作品だと思います。前面に見せているのは単純な男心。学生時代の回想シーンを絡めながら、永作博美さん演じる(学生時代は尾高杏奈さん)友永雪と、宅間孝行さん演じる(学生時代は兼子舜さん)南克之の夫婦の愛の再生がコミカルに描かれています。この二人の離婚から物語が始まります。妻の友永雪は学生時代・地元(島原)でマドンナな的な存在で、男子学生の憧れの女の子。南克之もその男子学生の一人として友永雪へ憧れを抱きながら、映画部員として8ミリカメラで雪の姿を追いかけている純粋な少年。南克之は映画監督になる夢を実現し、めでたく雪と結婚することもできたのですが、心のどこかに雪の心は自分の所に無いのでは?と疑いを持ちながらの結婚生活だったのです。そして南は不倫、離婚、あげくには仕事もつまづくことに…

南の雪への不信感は学生時代から、小さなできごとや小物によって築かれていく様子が巧く描かれていたと思います。そして離婚後、雪の身に起きたことをきっかけに南が行動を起し、“同窓会”を行うことで、雪への不信感が解消し夫婦の愛が再生する姿は、とてもよく考え練られた脚本だと感じました。

あえて結末がわかるような作りで、誰にでも判りやすくし純粋にコメディを楽しめる。笑いの中に意外性も含まれていて楽しめる作品だと思います。
ただ少々笑わせようとする思いが強すぎる感があるのと、映像テクニックを使いすぎている気がしました。もう少し押さえれていれば自然な感じでもっと楽しめたのではないかと思いました。

それと方言に関してですが、私は出身が福岡博多なのですが、今作で使われた長崎島原の方言がリアルなのか良くわかりませんが、なんとなく違和感を感じました。映画で方言を使うのはリアリティを出すためには必要だと思うので否定はしないのですが、セリフが判り辛くなるので、あまり方言には拘っていなくても良いと思っています。拘るのであれば徹底的に“字幕”をつけるくらい拘った方が面白いと思います。

全体的にサタケミキオ監督が、観ている人に楽しんでもらいたいという気持ちがとても良く伝わってくる作品だと思います。そしてやっぱり永作博美さんの笑顔は最高だと思えるハッピーな作品でした。

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