映画「 純喫茶磯辺 」の感想


2008年06月22日 試写鑑賞

映画「純喫茶磯辺」は、今を象徴する会話が特徴的な脱力系の映画でした。磯辺裕次郎が始めた「純喫茶磯辺」では、一昔前の流行のアイテムを統一感なく集めることでダサさを醸し出しています。そこに集まってくる客たちも様々で、ゆるぅ?いコントが繰り広げられます。そして店を一歩でると今の時代が抱えるシリアスな問題を軽くひっかけながら物語が展開します。冒頭の建築現場のシーンから始まり、家庭崩壊、DV、食品衛生、労働モチベーション、コンピューター技術進歩が及ぼす性犯罪などが絡み合っています。ただし深く掘り下げられてはいません。

物語の主軸は宮迫博之さん演じる磯辺裕次郎と、仲里依紗さん演じる裕次郎の娘・咲子の親子のお話。この親子それぞれの恋、そして失恋が描かれています。父・裕次郎は麻生久美子さん演じるアルバイトの素子へ恋心を抱き、娘・咲子は和田聰宏さん演じる店の常連客・自称小説家の青年に恋心を抱きます。このアルバイト・素子と自称小説家の人物像がリアルに描かれていました。

映画「純喫茶磯辺」を観ていて感じたのが会話の不明確さ。これは「あれ」「それ」などを多用した、物事を明確にしない会話が特徴的。それと「?っス。」の多用。皮肉も含められているような、これらのセリフは若干苛立ちさえ感じます。
これは悪い意味ではありません。麻生久美子さんが見事に素子という人物を演じているということです。この素子の存在が物語を左右し、面白くしています。

脱力系でユルい“マ”の波長の映画ですが、この波長に合えば、楽しめる映画だと思います。

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