映画「 JOHNEN 定の愛 」の感想


2008年06月01日 劇場鑑賞

映画「JOHNEN 定の愛」は、望月六郎監督によって美しく、そして不思議な世界に引き込んでくれる作品でした。そして主演の杉本彩さんの舞台挨拶でのシメの言葉は私のような映画の感想を書いている者にとって心救われる言葉でした。この映画「JOHNEN 定の愛」は前半で何か普通ではないムードが漂ってきました。スクリーンには浮世絵。そしてBGMには琵琶か三味線を思わせるような音色。阿部定事件を思わせない美しさのある映像、そして現代。そこに得体の知れない老人に女たち。現代と昭和初期を交差させながら物語が進んで行きます。それもかなりの変化球を思わせる展開。テイストとしても、ポルノティックでもありホラーでもあり、サスペンスでもあり、、、そして光る男性器がスクリーンに映し出された時点でAV?的要素まで加わり、ローションまで登場。セリフもモロにそのままっていう所もあり、とても滑稽で、思わず笑ってしまいそうになりました。そんなテイストでありながら、しっかり杉本彩さんの美しさ充分に引き出す映像も素晴らしかったです。
この不思議な世界観は舞台挨拶での望月六郎監督の「もし阿部定事件が江戸時代だったら浮世絵か浄瑠璃になっていたのでは?そういったイメージで作りました」というコメントで納得できました。私はとても面白い発想だと思いました。

タイトルに「JOHNEN(情念)」というのがついているので、物語は人はどこまで人を愛することができるのか?そして男と女の性関係は、愛なのか生殖活動なのか?などを投げかけてきます。そして切り取った男性器と幼児の関係など映像を通して、この映画「JOHNEN 定の愛」としての表現がされていました。

舞台挨拶の杉本彩さんのシメの言葉では「テレビの延長線でライトな感覚の映画が多い中、観る人それぞれの感性で感じ考えることができるのが映画だと思う」という言葉は私も同感ですし、この映画「JOHNEN 定の愛」はまさに感性で感じ、愛について考えさせられる作品だと思いました。

(エンディング曲もとても良かったです)

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