映画「 ぐるりのこと。 」の感想


2008年05月14日 試写鑑賞

最近、エンターテインメント色の強い邦画ばかり観ていてちょっと奥深さに物足りなさを感じていたのですが、ひさしぶりに邦画の良さを感じる、とても素晴らしい作品に出会えました。物語は木村多江さん演じる翔子とリリー・フランキーさん演じるカナオの10年に渡る夫婦の物語。とにかく木村多江さんとリリー・フランキーさん、二人がリアリティあるとても素晴らしい演技を見せてくれます。男という生き物、女という生き物が繊細に描かれていて、二人の巧みな会話のやり取りに笑い、そして迫力ある演技に魅せられました。

この夫婦の物語を中心として数々の「ぐるりのこと。」が描かれていることが、この映画「ぐるりのこと。」の見所でもあると思います。

特にメインとなっているカナオの職業である法廷画家と、数々の法廷シーンは10年間に起きた事件とリンクされているのと同時に登場する多くのベテラン俳優の方々が楽しませてくれます。
それから翔子の家族も巧く絡ませながら物語が進んで行くのですが、本当に数多くのエピソードが散漫になることがなく見事にまとまっていて、多くのベテラン俳優の方々も無駄の無い使われ方がされています。

10年もの時間経過のある物語ですが、見事に奥深くリアリティに描かれた素晴らしい橋口亮輔監督の最新作でした。 

詳細情報・あらすじ 感想・コメントを投稿する

関連記事:

    None Found


《 関連作品 》