映画「 アフタースクール 」の感想


2008年05月06日 試写鑑賞

待望の内田けんじ監督の最新作「アフタースクール」は期待を裏切らない、とても楽しませてくれる素晴らしい作品でした。2005年に「運命じゃない人」を試写会で観た時の感動は今でも忘れていません。「運命じゃない人」を観た時は、内田けんじ監督がどのような作品を作る監督は知らずに試写したのですが、その時の感覚と今回の「アフタースクール」は異なり、どのような展開で楽しませてくれるか?と、かなり構えて前半を観てしまいました。しかし、物語が進むにつれ、構えた気持ちもいつの間にか解き放たれ、内田ワールドにどっぷりと引き込まれる自分がいました。

前作同様「アフタースクール」も充分に練られ、盛りだくさんの仕掛けが仕込まれています。それは冒頭の中学時代の描写から既に仕掛けられているムードが漂ってきます。そして大人になった、登場人物それぞれの人間関係の描写を巧みなセリフでミステリアスな世界に引きずり込まれるのです・・・

脚本も内田けんじ監督なので「アフタースクール」という映画そのものが内田ワールドに色づけられていて、全体的なバランスもとても良く、そこに文句のつけようのない役者の方々の素晴らしい演技が更に物語を面白いものになっています。キャスティングが絶妙で無駄もなく、それぞれの役者の方々の個性が光るさりげない演出も良かったと思います。

若干中だるみ気味な所もあったり、終わってみれば、ビックリするような仕掛けではないのですが、とにかく繊細な脚本で、いかに観客を楽しませるか?という監督の拘りが伝わってくる素晴らしい映画でした。

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