映画「 あの空をおぼえてる 」の感想


2008年04月03日 試写鑑賞

冨樫森監督らしい、美しい空気感を感じる作品でした。この空気感を、外国を思わせるような緑溢れる美しい風景、そしてツリーハウスなどもある家、そしてインテリアからおもちゃに至るまで様々な素敵なアイテムたちが支えています。それに加え、回想シーンと英治の妹に対する想いなどが幻想的に描かれていました。

ひさしぶりの映画出演の竹野内豊さんは、娘を亡くたことで心が空洞化となり、目の前の家族が見えなくなってしまった父親を演じています。
全体的に家族それぞれの心の状態を映像で表現しているためか、はっきりしない感じがします。
幻想的な世界に気持ちを任せることができるまでに、少々時間がかかりました。それともうひとつなかなか入り込めなかったのが父親・雅仁の家族が見えなくなってしまった心の状態。
ここがこの物語のキモでもあるとは思うのですけどね・・・

普段でもなかなか子供の気持ちというのを理解することは難しいと思いますし、不幸に直面した状態で自身の感情がゆれている状態での周りの者に対する思いやり=愛を与えるということがいかに難しいかが、雅仁の姿を通して良く描かれていたと思います。
そして子供が親に対しする気持ちも英治を通して良く描かれていたと思いました。
普段でも見失いがちなことを改めて教えてくれる映画でした。

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