映画「 河童のクゥと夏休み 」の感想


2009年08月09日 試写鑑賞

「河童のクゥと夏休み」ですが、予想以上に良かったです。監督はクレヨンしんちゃんの原恵一監督です。とにかく色んなテーマが、クゥと康一そしてその家族たちを通して、しっかりと伝わってくる話です。それがバラバラにならず見事にまとまっていてスムーズに受け止められる展開になっていました。小さなお子様には全体的に理解できなくても各場面場面でテーマの意図は伝わるかも知れません。その伝え方の一番のポイントは康一の妹、瞳の使い方だと思います。クゥが表れたことで、瞳がかまってもらえなくなってちょっととひねくれるのですが、このひねくれを上手く利用して、色んなことを簡潔に教えてくれるつくりになっています。ここらへんは巧みだと思います。

そして何も河童でなくても自然や動物に対する愛情を描くことはできると思うのですが河童を使うことで、メディアに対する不審・不満も実に切実に描かれています。それにプラスしてカメラ付き携帯電話などが普及したことによって益々自己中心になって行く人間の姿に対して疑問も投げかけきます。

河童のクゥは元々昔の時代に生きていて、現代に蘇ったわけですが、そこがポイントで、昔に生きていた河童の礼節さをうまく話に含めているのがとても良いですね。
(2007.6.6)

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